ということで、本日は第3回大会のおさらいです。
さんざん言ってますが、3回から全国区という記念の大会になります。
当時の空気では…
・1回大会覇者K-9
・2回大会覇者kay-on
この二人が出ない大会で優勝は誰が?みたいな空気がありましたね。
「ヤッパリGOMESSか?」
「そろそろTAKAだろ?」
「いやいや、フィメールもいるぞ。」
と。色々な期待が錯綜してました。
で、開幕戦はTAKA対LEON。
ちょっと横道それますが、開幕戦について書きますね。
現在まで全国大会は3~6回までの計4回行われてます。
で、なんといっても開幕戦は人気と実力を備えたMCが引き受けているんですね。それで会場に火をつけるわけです。
3回:TAKA-LEON
4回:RACK-KDT
5回:かしわ-ALI
6回:MC★ニガリ-SLEAZY
という相手も踏まえて結構なメンツですよね。初戦から全力で殴りあってもらおう的な感じが読取ます。
プロ野球でも開幕投手はものすごい注目されますからね。大役です。
以上横道でした。
では3回大会の総括に戻ります。
この大会を皮切りに高校生はもちろん、小・中学生、若者や大人達(自分も含め)もラップ選手権を認知し始めます。
ではそんな3回大会のいい試合をどうぞご覧下さい。
3回大会 2013年3月23日 開催
会場:リキッドルーム
●HIYADAM-DK
DKも言うとおりヒヤダムの登場に「こんなスゲー奴がいるんか!?」て思った試合でした。そんで、そのまま優勝までいっちゃいましたからね。
「新幹線じゃなくて飛行機だ」「この場がお前の寿命になる」はクリーンヒットしましたね。
●妖精-RACK
妖精は今出てたとしても、相変わらずイイキャラだと思います。自身も「俺はフリースタイル上手くないって」言ってるのに、それでも大会に出て戦うのは本当にカッコいいなと思います。
6回でサルバドールがこの時の内容をRACK相手に引用してましたね。そして二人とも童貞ということでこの戦いをオマージュしたのかなあとも思ってました。
●RACK vs HYADAM
大会初の延長戦までいったバトル。3回大会のRACKのマシンガンぶりはみんなの心を打ち抜きました。今でも連続でぶちこむ時のワン・ツー・からストレートさらにアッパーみたいなのは聴いてて気持ちいいですよね。
●延長戦
しかし、HYADAMのフロウはホントに新鮮だったし、中味もあったから、特に延長は圧勝だったかなと思います。
優勝はナント初出場組から!
という第三回大会でした。まさかのGOMESSが初戦敗退!!という結果。→そしてその時の相手は2年後に王者へ というのもストーリーがあっていいですよね。
にしても、この大会で<DK><MC★ニガリ><RACK><HIBIKI>という、錚々たるメンバーを撃破したHIYADAMは相当なポテンシャルでした。
そしてこの後にHIYADAMをはじめ、各ラッパーのライブや音源活動も活発になっていきます。
HIYADAMはもう一回出るのか?そんなことも気になりながら、出場者発表見てましたが、第四回はあの男が帰ってくる!ということで、画面の前で大興奮!
次回の更新は5日木曜日★の予定です。お楽しみに。
・TAKA
この大会を皮切りにしばらくトラブルメーカーに
薬や盗みはもうやめたようですが、依然HIYADAMやかしわ等との確執が残っていたり…
第5回オーディションに再挑戦するも、HIDADDY直々に「過去のマイナスイメージがあるし、まだ出場は認められない」みたいなことを言われたとか。
・DK vs HIYADAM
DKはこの大会で壮絶に空回ってしまいましたが、次の大会では見違えるような成長で準優勝まで上り詰めました。
実際実力の片鱗は見せていたようで、対戦したヒヤダムも「DKが後攻だったらたぶん負けていた」とこぼすほどでした。
(発言のソースはDVDの特典副音声より)
・で、そのHIYADAMは…
過去大会のうち、唯一1年生(当時)でチャンピオンになったんですね。
ただ、他の大会だと軒並み1回戦で敗退しているのが残念。
特に「最強高校生」の鳴り物入りで参戦した戦極第7章では、初戦であっさりFRANKENの高速フローに叩きのめされてしまったのが拍子抜けでした…
・GOMESS vs MCニガリ
今や選手権屈指の仲良しコンビ。ユニット出演の際はGOMESSがDJを務めることも。
実は第3回大会前からの仲で、ニガリがラップを始めるにあたって、twitterでゴメスにコンタクトをとったのが始まりとのこと。
その後、お互いを介してあの晋平太と知り合い、これが第6回大会前の地獄の特訓にもつながってきています。
・dodo
LIL MANとの川崎対決に敗れた童貞ラッパーdodo。
実は選手権勢のうち、初めて先輩MCに曲で噛みついた子なんですね。
サイプレス上野に対するdis曲「サ上死ね」は衝撃でした。
・HIBIKI vs HIYADAM
HIBIKIの大暴走が話題になった決勝戦。
大会後も、よくこの2人は一緒に遊んでいるようで、まさに良きライバル、といった感じです。
余談ですが、ヒヤダム・ヒビキとお互いの彼女の4人で仲良くメシ食っている光景を、渋谷の某牛丼屋で目撃したことがあります。