第六回総括


今回はまだ記憶に新しい、第六回大会を振り返ってみます。六回大会については、各試合のレビューも書けてないので、それも含めつつやっていきます。


長くなる割には内容が大したコトないので、ラップ選手権のNAVERまとめでも見た方がいいかもしれません。


ということで、早速。

第五回大会を最後に、T-pablowやかしわをはじめ人気MCの多くが、年齢規定により高校生ラップ選手権を卒業しました。


歴史でいうところの、安土桃山から、江戸時代へ入る当たりですかね。戦乱が一度終わったというか。



ダースレイダーさんの「漫画でいう新入生が入ってきて、面白い展開になるパターン」

のようなことを言っており、私もそう思っていました。


ではそんな6回のいい試合を振り返っていきます。


●えいとふぉー 対 スヌーズ
これは、えいとふぉーかな!と思ってたら、スヌーズの器量の良さにえいとふぉーはまわしを取られてやられてしまいましたね。








スヌーズ君の振る舞いはひょうひょうとしてて面白かったです。

負けたえいとふぉーですが、生放送で「革命」を起こしたましたね。次出られんのかな?



















●RACK対Salvadole
個人的にはサルバドール君のスキルをかなり買ってるんですが、ちょっと相手が悪かったかなという印象。









ディファ有明
今鍵開け(る)
未だにダセえ

の三連ライムは流れるようで良かったんですけどね。ドリブルで交わす的な。

審査員に対して、紹介映像まで判断対象に入れてはだめだろと思いました。そんなことしたら、えいとふぉーかニガリのおじいちゃんが毎回優勝になっちまう!






















●MCニガリ a.k.a 赤い稲妻 vs 言×THEANSWER
昨年のUMBにて、高校生ながら大人顔負けの好成績を残した本格派同士の注目勝負。









言×THEANSWERのクリエイティブなフロウや言い回し、通る声に対して、ニガリは抜群のアンサー力、オリジナリティー溢れる内容が光りました。結果は、最上級生の意地を見せたニガリの逆転勝ち。






















●MC☆ニガリ対S-ma BISKET
ディスではなく、リスペクトで戦った試合。


















S-ma BISKETは今回見事にベスト4に躍進。悔しさをバネにしたのでしょう。このBPMで言葉をつまらずに吐くというだけで結構なもんだと思います。お互いいいヤツというのがわかって、個人的に爽やかな気持ちになりました。




















というセレクトでした。



終わってみて…



正直第6回は盛り上がりに欠けたように見えました。



私の友達は「客が悪い!」と言ってましたが、<各MCのことがまだあまり知られていない>という部分が大きかったかと思います。



6回大会に出ていたMCで過去出場経験者は



<RACK>
<MC☆ニガリ>
<S-MABISKET>
<えいとふぉー>

<M6PO>
の5人だけ。



それ以外はハッキリいって未知数。各々活動はしているかもしれませんが、当日会場にいたお客さんは何もわからずに彼らを観ることになりました。





もちろんRude-αや言×THEANSWERなどパフォーマンスに優れているMCに対しては、盛り上がりましたが、そうでないMCに対しては「ポカーン」といった感じになるのも無理はありません。






観客側というのは集団心理が働く場でもあるので、まず<わかりやすさ><とっつきやすさ><面白さ>など誰が見ても入りやすいいわゆる<つかみ>を作ることで、大衆が興味を持ちます。かしわ君の「エロ」なんかはその部類ですよね。



初めて会場に足を運ぶ人は、周りが盛り上がってないなら、手あげづらいな~と思うのが普通です。



第五回までは事前に人気MC達に取材というか、撮影をしたものを本放送前に流すということをしていて、上手くプレゼンが出来てたかなあとも思いましたが…。





第六回であえてそれをやらなかったのはなにか意図があったのでしょうか?






実はああいった自己紹介というかMCに対しての事前取材が、見る側への予習・復讐につながっていたと思います。

※会場にいた方から、「会場は盛り上がってたから、放送する際にマイクの集音があまりできてなかったのでは?」というご意見をいただきました。


完全に画面越し視聴者の勝手な見解でしたね。
申し訳ないです。。。。




それともうひとつ。


よく他の大会と比べられるんですが、そこで出てくる意見は

「スキルが低い」
「UMBの●●とやったら速攻で負ける」
「子供だましの大会」


などなど。確かにそういう見方も出来ますが、高校生ラップ選手権は全く別物だと思います。




ラップシーンを盛り上げたくてやっているんだと思うので、一時期の周りを見ないで「俺らだけ最高!ヒップホップだけが最高!」と言う状態でやっていたのでは、これまでと全く変わりません。



もちろんあの頃よりも、ファッションも聞く人も大分多くなりましたけど。ということはもっと可能性があるということですよね?



ディスやアンダーグランドの文化という側面も大いにあるのはわかりますが、
明るい部分を見せていくというのももっと必要だと思います。



だからライトな人達をどう取り込むのか!というのが大きな課題。それをアピール出来るのがまさに、この大会なのではないでしょうか?



ちょっと話それますが、童子-TさんやSEAMOさんみたいに自分の置かれている状況に身をおいて、振る舞いを変えるという方がよっぽど大事なのではないかなと思います。めちゃくちゃ勇気のいることですよ!







って偉そうに言いましたが、これこないだ飲んでた時に友達が言ってたやつです。さーせん。








私はこれまでの文化も、これからの文化も肯定してるのでそんなに何も思ってません。本当はもっと言いたいことがあるんですが、隣の机に上司がいるのでもうこれ以上書けません!





というわけで、総括はこれにて終了です!










もうスグ7回大会!!本当に楽しみです。
それでは!














ラップって本当にいいもんですね。
サヨナラサヨナラ!





各大会の動画のリンク切れ 頑張って治します。